中東・アラビア半島にあるイエメン共和国に、あまりに奇抜で特殊な進化を遂げてしまった樹木を見る事の出来る島、スコトラ島(Socotra Island)があります。あるいはソコトラ島とも呼ばれます。
どれだけ奇抜で特殊かと言うと、キノコとしか思えない、あるいは百歩譲ってメキシコの帽子「ソンブレロ」を彷彿とさせる「龍血樹(dragon’s blood tree)」であったり、「ピートとドラゴン」のドラゴンにそこはかとなく似ている「きゅうりの木(Cucumber Tree)」であったりします。
樹液が血のように赤い「龍血樹」には複数種類ありますが、学術名「Dracaena cinnabari」が付いた物はスコトラ島の固有種です。
龍血樹を下から眺めると触手が多めのヒドラ。これで樹液が血のように赤いんだから、もはやモンスターの類い。
しかも群生だってしちゃうんです。
これはキノコ。「龍血樹」に似てる。
群生その2。密集度が上がった気がします。地面の感じを見れば分かるけど、乾燥に対して非常に強い植物だそうです。
こちらはキュウリの木。英語名が「Cucumber tree」なので、直訳でキュウリの木。
結構きれいな花だって咲きますよ。しかし、太いなぁ。
「ピートとドラゴン」以外の何かに似てると思ったら、カタツムリっぽい。比較用にカタツムリも載せました。
概ね太いのが多いみたいだけど、中にはやたら貧弱なヤツ(右端とか)もいて、個体差があり過ぎで面白い。
サボテンの仲間でしょうか。
こんな建築物だってあります。
座標(Googleマップ):12.503621,53.876953